ハンティング・パーティ

「ハンティング・パーティ」の試写会に行って来ました。
シネトレ公認ブロガーをさせて頂いているので、有り難い事に「王妃の紋章」に続いて御招待して頂きました。
更に、文庫本まで頂いて、どうもありがとうございました。
映画鑑賞後に読ませて頂きました。
この小説って、ウェブリブログで連載されていたブログ小説だったのですね、全然知らなかった、、、w( ̄▽ ̄;)w

戦場ジャーナリストのサイモン・ハント(リチャード・ギア)とカメラマンのダック(テレンス・ハワード)のふたりは、世界中の戦場を取材し、数々の賞を受賞していた花形リポーターだった。
戦争の悲劇を伝える映画かと思ったら大違い、いきなり「戦場を取材するという死と紙一重のスリルが最高!」
「一度経験したら、やめられない!」だって、、、
しかしボスニアからの生放送のリポート中にサイモン・ハントは、突如としてぶち切れてしまったのだ。
「ボガノビッチ博士率いるセルビア軍が国連保護下にある村を襲いました、、、」
サイモンのコメントに対して人気キャスターのフランクリンは、
「一部には戦闘を仕掛けたのはムスリム人(イスラム教徒)という報道が、、、」
「戦闘じゃない、あれは虐殺だ!」と吐き捨てるサイモン
フランクリンが「国連の監視委員の話では、、、」と言いかけると、
「国連の監視委員って、セルビア軍と飲み潰れているオランダ人の事か?!」とキレるサイモン。
中継を終了しようとしたフランクリンを無視して叫ぶサイモン。
「村人は虐殺、女は犯され、子供まで殺されている!フランクリン、お前は頭にパンティでも被っていて見えていないのか?腰抜けの○○野郎」
生放送中の放送事故、、、、これをきっかけにサイモンは仕事を失ってしまったのだった、、、
一方、カメラマンのダックはニュース番組のチーフカメラマンとして、NYに戻る事になった。
別れ際に「FUCK OFF」と書いた尻を見せるサイモン(リチャード・ギアの生尻です!)
フリージャーナリストとして戦地の取材を続けるサイモンは、やがてその名を聞く事も無くなっていった、、、
NYに戻り、地位も金も女も手に入れバラ色の生活を過ごすダック、、、、しかしあの戦場のスリルを忘れる事が出来ずにいた、、、
2000年秋、ボスニア戦争終結から5年目。
ダックはフランクリンと副社長の息子で新米プロデューサーのベン(ジェシー・アイゼンバーグ)と共に「平和記念式典」の取材の為にボスニアに戻って来たのだった。
ダックはベンを連れて昔の仲間のジャーナリスト達がいるバーに行くと彼らに「金と女で堕落したな」とからかわれる。
「フォックスを捕まえなければ、この国に未来は無い」と語るジャーナリスト達。
「フォックスって誰ですか?」と聞くベンに呆れるジャーナリスト達。
「ボガノビッチ博士。通称フォックス、セルビア軍を指導し大量虐殺を指令した戦争犯罪人の中の一番の大物で、500万ドルの賞金が掛かっている。」
ダックがホテルの部屋に戻ると、そこにはサイモンが待っていた。
再会を喜ぶふたり、、、金のないサイモンは翌日の取材カメラマンをノーギャラでダックに頼みに来たのだった。
翌日、「最高のネタを入手したから手伝え」と話すサイモンに困惑するダック。
彼は明日から女とギリシャでバカンスだったのだ、、、
「フォックスの居所を突き止めた!」
その話に興奮するダック。
「奴のインタビューを取る」
「しかし奴の周りには何十人もの武装兵がいるんだぞ」
「我々なら相手も油断する」
「出発は明朝だ」
そしてサイモン、ダック、盗み聞きしていたベンの3人(ハンティング・パーティ)はフォックスの取材に向かうのだった。
この3人の会話や行動がかなり笑えます。
カフェでフォックスの話をしている彼らにセルビア人のウエイターが「フォックスを追い詰めようなどと考えているのなら、神の助けは無いと思え」と脅して来たのだった。
店を出て車に乗り込んだ彼らに向かって先程のウエイターが発砲してきた。
「やばい、殺される」と叫ぶベン。
「パニくるな、今のはフォックスとは関係ない」と言いながら20ドル札を見せるサイモン。
「俺が払った金か、、、」と呆れるダック。
「テーブルに置いたお札、、、」とつぶやくサイモン。
「たった20ドルの為に殺されかけるなんて、、、」
車を走らせるとやがて「ムスリム人のモスクの廃墟」が見えて来た。
ボスニア・ヘルツェゴビナは1992年にユーゴスラビア連邦から独立を宣言した。
44%の人口があったムスリム人、隣国に本国を持ち政治力のあるセルビア人、そして経済力のあるクロアチア人の3民族による主導権争いから紛争が勃発したのだった。
この紛争による死者は20万人以上、200万人を超える難民が生まれた。
圧倒的な武力を有するセルビア人により、武力を持たないムスリム人が最大の被害者となったのだった。
壁に貼られた巨大なポスター、、、、指名手配と書かれた男の写真、、、その下に書かれた電話番号、、、(なんとアメリカ国内でしか繋がらない番号)
そして、顔の上に貼られた「彼に手を出すな」の文字、、、
その男こそフォックスだった、、、
フォックスに心酔し彼を守る村人達、、、真剣に捕まえる気のない警察、、、
そしてやはりやる気の無い国連職員、、、、
しかし、この国連職員のボリスは彼ら3人をCIA の秘密部隊だと勘違いしてしまう。
フォックスの潜むチェレビチの森へ向かう朝、ダックはベンにサイモンが生放送でキレてしまった経緯を語るのだった。
サイモンにはムスリム人のマルダという彼女がいたのだった。
彼女はサイモンの子供を身籠っていたのだが、放送直前に彼女の死体を発見する。
フォックス達セルビア人に犯された上に、殺害されていたのだ。
「大学で教わった事を鵜呑みにするな。テレビの映像と真実は同じではないのだ」
山の中の村で情報収集の為に訪れたバーで村人に地酒をおごり、フォックスの情報を聞き出そうとしたのだが、
「安い地酒で指導者を売ると思うのか!セルビア人をなめるな!」
その時、外をオレンジ色の車が走り去った。
追いかける3人だったが、逆に捕まってしまった、、、
絶体絶命のピンチ、、、しかし彼らはサイモンの知り合いだったのだ。
命からがらホテルへ戻った彼らを国連のボリスが謎の女の元へ案内する。
その女は、フォックスのボディガードを通じて彼の居場所を知っていたのだ。
情報料を要求する女に対し、「我々CIAのルールでは金は払えない。我々の任務を邪魔する者は消す」
と見事な交渉をするベンに二人は驚かされた。
しかしホテルに戻った彼らを待ち受けていたのは、フォックスの部下だった。
遂に拉致された彼らの前に姿を現すフォックス。
絶体絶命のその時、本当のCIAが彼らを救出に現れたのだった。
CIAから即刻帰国を命じられたが、彼らは再び森に向かったのだった、、、、
狩りを楽しむフォックスを追いつめる3人、、、狩りをする為には人の気配を消す為にボディガードを配置していなかったのだ。
フォックスを捕獲した彼らは、500万ドルの賞金を手にする事が出来る筈だったが、彼らはマルダが殺されたムスリム人の村にフォックスを放置したのだった、、、、

エンディングで、思わぬ真実がいくつか紹介されます。
バーで盛り上がるダックの昔の仲間のジャーナリスト達は、役者ではなく本物だったり、、、
情報提供者の謎の女は、実は男だったり、、、
ボリスはこの件で、アフリカに飛ばされて消息不明だったり、、、
「この映画はまさかと思う部分が真実である」

とても真実とは思えない奇想天外なお話なのですが、一体どこまでが本当なのやら、、、?
話の背景はボスニアの悲劇なのですが、映画自体はとても楽しくスリリングで面白かったです。
戦争映画という重さや暗さはあまり無いにも関わらず、ボスニアで起こった悲劇をしっかりと感じました。
ニュースなどで多少の知識はありましたが、戦争の経緯や背後関係は初めて知りました。
サッカーのオシム監督の母国としても有名ですよね。
最近、イラクをテーマにした戦争映画が増えてきていますが、ボスニア紛争の映画は初めてでした。
そしてジャーナリスト達の真の姿も初めて知りました。
「死と紙一重のスリルが最高」というのも本当なんでしょうね!
自分には考えられない世界ですが、少しだけ理解出来ました。
エンタテイメントとして充分に楽しい作品でありながらも戦争の悲惨さもしっかりと教えてくれます。
この通称フォックスという男は、心理学者ラドヴァン・カラジッチという実在の人物である。
セルビア人を洗脳し大量虐殺の指揮を行ったのである。
またこの紛争を利用し多くの利権を手に入れている。
今もセルビア国境付近に潜伏しているそうである。
戦争は誰もが望んでいないのだろうが、その時の政治を司るリーダー達によって間違った方向へ進んでしまうものだと思います。
親族が石油会社や兵器製造会社などを経営するブッシュとこのフォックスとの間にどんな違いがあるというのだろうか、、、、?
また北朝鮮を擁護する気などまったくありませんが、マスコミの過激な報道によって北朝鮮を危険な仮想敵国だと多くの国民を洗脳し、防衛費の確保を図っている日本の指導者達、、、、
「北朝鮮がいつミサイルを撃ち込んで来るか判らないのだから、防衛費を削減するなんてとんでもない」
こんな詭弁を信じ込んでいる国民が多いのだから、情けない、、、、
結局、アメリカから兵器や武器を高額で仕入れている現実(適正価格なんて存在しないから)
その必要以上に高額な中から生まれる中間マージンの甘い汁を吸い取る政治家や役人達、、、
悲しい事ですが、世界中で紛争や戦争が絶える事はありません、、、、
そう、彼らジャーナリスト達が「死と紙一重のスリル」を味わえる場所は、無くならないのです、、、、
点数は、83点です。

先日、銀座ベルビア館という所で食事をしてきました。
場所は並木通り沿い・マロニエ通りの横、、、銀座プランタンの裏辺りと言った方が判り易いのかなぁ、、、話題のマロニエゲートのすぐ裏なんですけどね。
1階から6階がショップになっていて、メンズファッションのお店が多いので、ちょっと嬉しかったです。
その他、インテリア雑貨のお店もあって、楽しかったですよ♪♪
地下1階にある「銀座六景」を始めとして、7~9階がレストランになっていたので、食事をしてきました。
中華、フレンチ、イタリア、スペイン、タイ、焼き肉、しゃぶしゃぶ、ラーメン、もつ鍋、和食など色々なお店が入っていて、かなり迷ったのですが、お昼過ぎだったので軽めのラーメンを選択しました。
この「五行」というお店は、大好きな「一風堂」の新業態ラーメン店として西麻布にオープンした時から食べに行きたいと思っていたのですが、最近すっかり西麻布に縁が無くなってしまったので未だ食べた事がありませんでした。
残念ながら人気の「とんこつ」は売り切れていたので、「塩」を選びました。
素材へのこだわりを感じるスープで、とても美味しかったです。
「光麺」の塩ラーメンに近い感じだったかな(^o^)
今度は売り切れになっていた「とんこつ」を食べに行きたいと思いました。
でも、「焦がしみそ」も気になっています、、、、
ラーメン屋といっても、一品料理もありお酒を飲めるバー感覚のおしゃれなお店なんですよ。
他のお店も新しく綺麗で、銀座での食事にはかなりオススメ出来る場所です。
あの辺りって、ちょっと前までは意外と良い食事場所が少なかったんですよねぇ、、、
これからここを利用する機会が増えそうです。

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この記事へのコメント

いつもTBありがとうございます。
2008年05月05日 18:48
はじめまして。
同じくシネトレブロガーのつぶあんです。
今回、せっかくハンティング・パーティの記事に
TBしていただきましたが
誤って削除してしまいました。
もしお手間ではなければ
もう一度お願いします。
いろんな試写会状や劇場で
ニアミスしているかもしれませんね。
これからもよろしくお願いします。
2008年05月06日 10:34
つぶあんさん、こんにちは(^o^)
後程改めてTBさせて頂きます。
きっとどこかですれ違っていると思います。
こちらこそ、よろしくお願い致します。
あん
2008年05月20日 21:41
ブログ小説だったのですね~。
EDロールは面白かったですよ。
ホントにどこからどこまで真実なのか...
フォックスがまだ山の中というのも、嘘みたいですが、本当なんですね...。
2008年05月22日 15:52
あんさん、こんにちは(^o^)
そうですねぇ、どこまでが真実だったのやら、、、でもかなりの部分が本当の出来事だったようで、驚きますね。

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