グラン・トリノ


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クリント・イーストウッドが監督・主演の映画です。
2月に観た「チェンジリング」も良い映画でしたが、この作品は更に良かったです。
舞台はミシガン州という工業地帯の田舎町です。
州の名前よりもデトロイトシティの方が有名ですね。
自動車産業で成り立っている地域なので、現在はあまり良い環境では無いと思われます。
カナダと国境を接する北部なので、人口比率は圧倒的に白人社会です。
そんな社会背景も重要な点になっています。
私が以前住んでいたヒューストンは南部だったので、黒人やメキシコ人などのヒスパニック系が多く、同じアメリカでも北部とは社会環境が違っています。

タイトルの「グラン・トリノ」とは1970年代のフォード社の車の名前です。
この車が、上手く使われていて、とてもピッタリなタイトルになっています。

朝鮮戦争退役後、地元の自動車工場で働いていたコワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻に先立たれ、子供達から疎まれて、一人暮らしをしています。
いつの間にか周辺は、アジア系の移民が住む地域になっています。
隣に引っ越して来たモン族一家のタオ少年が悪ガキ達の命令でコワルスキーの愛車「グラン・トリノ」を盗もうとした事から、この一家との付き合いが始まります。

とても魅力的だったのが、タオの姉スー(アーニー・ハー)でした。
弟のタオとコワルスキーの間に生まれる友情をテーマにしている宣伝が多いのですが、姉スーとコワルスキーの関係が、とても素敵でした。
重苦しい映画なのかと思っていたら、意外と笑わせてくれるシーンが多く、とても楽しめました。
終盤に起こる出来事で、思わぬクライマックスになってしまいますが、エンディングに明るさを取り戻しているのも良かったですね。

最近つまらないアメリカ映画が多い中で、この映画は貴重です。
何故アカデミー賞にノミネートもされていなかったのか不思議です。


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